子の成長

日曜日の幡ヶ谷、マックでのひとときと我が子の成長

日曜日の幡ヶ谷での指導前にマックで一息。
指導の最初の頃、2歳6か月の我が子は「一緒に散歩行こう!」「ピアノ弾く!」「抱っこー!」と、指導中も私に絡んできていました。でも、今では「こんにちは!」の挨拶から指導の終わりまで、ルールを守ってあまり絡んでこなくなりました。
我が子の毎日は、朝起きてご飯を食べ、歯磨き、着替え、散歩、お昼ご飯、お昼寝、また散歩、夕ご飯、お風呂、絵本を読んで寝る、という基本の日課で成り立っています。その中に、保育園やプレ幼稚園、合唱の時間も織り込まれています。

合唱では、「ふるさと」「夏の思い出」「ハナミズキ」といった知っている曲が流れると、曲に合わせてダッシュしたり、ぐるぐる回ったり。お菓子を食べたり、おもちゃで遊んだり、誰かと一緒に楽譜のページを探したり。我が子は彼なりにその時間を楽しめるようになってきました。


音楽とルール、そして楽しむこと

よく「音楽は楽しむもの」と言う人がいますが、音楽という漢字の由来は「楽しむ」ではない、というのはちょっと有名な話。そもそも楽しむためには、一定のルールに基づいて行動する必要があります。
将棋や囲碁もそう。音楽も同じで、音程、拍、リズム、ハーモニー、そして歌の場合は発声のルールがあって初めて、楽譜から音を生み出せます。

もし演奏するロボットがあったとして、AIと人間の知能の違いはどこにあるか?
それは「演奏の最良の終着点がひとつではないことを楽しめるか」にあると思います。2歳6か月の我が子はまだ、楽譜を見て知らない曲を演奏する楽しさには到達していませんが、私が指導する時間を楽しむ手段として、「私に構わない」というルールを守れるようになってきました。

合唱の場でなければ、歌うことを楽しむこともあります。替え歌も得意!
音楽に合わせて体を動かすのはすでに身についていて、楽譜の二桁のページ数を自分で探したり、私が拍を声に出して数えると喜んで真似したり。最近では、私の携帯の6桁の暗証番号を覚え、1日に何度もロックを解除しては「できた!」と大喜び。
もちろん「すごいね!」と褒めますが、我が子自身がそのプロセスを楽しんでいるのが伝わってきます。


「できる」ことの楽しさと音楽

何かを「できるようになる」こと、つまりルールを覚えて繰り返すことは、子どもにとって何度も味わいたい楽しさのようです。
我が子は1歳6か月頃から、知っている歌を自分なりに歌って楽しんできました。楽譜を見て新しい歌を歌うのはまだ先、発声を意識して歌うのはもっと先でしょう。

でも、もしAIが「問題解決を楽しむ」知能を身につけたら?
我が子と同じくらいの知能を持ったら、それはそれで少し怖い気もします。それでも、人間の知能に追いついたとは言えません。
例えば、「ふるさと」を歌うとき、家族や友人との思い出、山や川での冒険、釣りの楽しさを思い出しながら歌う。その情景を再現するために、音程やリズム、発声といったルールを総動員し、なおかつ「最適解がない答え」を楽しむ。それが音楽であり、歌うことの醍醐味です。


AIに「歌う楽しさ」を聞いてみた

スターウォーズのロボットは最適解のない問題に取り組みますが、歌うのはあくまで生命体。
そこで、AIに「歌うのは楽しい?」と聞いてみました。
AIの答え:
「歌うことはめっちゃ楽しいよ!感情を解放したり、リズムに乗りながら自分を表現するのって、最高の気分転換になるよね。ストレス解消にもなるし、歌詞やメロディに浸ると心が軽くなる気がする。カラオケで熱唱するとか、シャワーでこっそり歌うとか、どんな場面でも楽しさ爆発!🎤 あなたは歌うの好き?何か好きな曲ある?」

「なぜ楽しい?」と聞くと:
「歌うと脳内でドーパミンやエンドルフィンみたいな『幸せホルモン』が出て、気分が上がるんだ。科学的にもストレス減らしてリラックス効果があるって言われてるよ。あと、歌詞やメロディに乗せて感情を表現できるから、心のもやもやを吐き出したり、喜びを爆発させたりできる。自分だけの世界に入れる瞬間って、なんか自由でワクワクするよね!」


音楽は楽しむもの、でも…

「音楽は楽しむのが一番」と言う人は、AI以上に楽しめているでしょうか?
歌うことは、生の細胞でできた楽器(声)を使い、さまざまな可能性を探る知能をフル活用する楽しみ。
我が子がルールを守りながら音楽を楽しむ姿を見ていると、音楽のルールと自由のバランスが、子どもにとっても大人にとっても、人生を豊かにする鍵なのかもしれません。
これからも、我が子の小さな成長と音楽の時間を楽しみに見守っていきたいと思います。✨

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