「水をためてごくんと飲む」トレーニング
声が出にくい方の為の、声の準備運動
加齢により、声帯の粘膜が乾燥し、喉頭を支える筋肉や軟骨が硬くなることがあります。これが、声の出しやすさや音域に影響を与える原因の一つ。特に、声帯の位置をコントロールする喉頭の動きが硬くなると、歌う際にスムーズな発声が難しくなることがあります。運動の前には、準備運動が必要な様に、声にも準備運動が必要です!これはその為のストレッチ兼、トレーニングとしての3分ルーティンです。
⚠️注意
– 嚥下障害が疑われる場合(むせる、飲み込みにくいなど)は、事前に医師などに相談。
– 上を向く動作を組み合わせる場合、めまいや首の負担に注意。椅子に座り、安定した姿勢を保つ。
効果
– 咽頭の柔軟性:飲み込み動作は喉頭を上下させ、咽頭の動きをスムーズにする。これが声帯の位置調整や発声の安定に役立つ。
– 呼吸と連動:深呼吸で呼吸筋を鍛え、飲み込みで嚥下筋を強化することで、歌うための息と声のコントロールが向上。
– 声帯ケア:水を飲むことで声帯の潤いが保たれ、発声がクリアに。
提案ルーティン例(3分):
1. 準備(30秒):椅子に座り、コップ1杯の水を用意。背筋を伸ばしてリラックス。
2. 深呼吸(1分):軽く上を向いて、鼻から4秒吸い、口から6秒吐くを5回。
3. 水飲みトレーニング(1分):一口(10ml)の水を口に含み、1~2秒ためて「ごくん」と飲み込むを5~7回。
4. 締め(30秒):首を左右に5秒ずつ傾けてストレッチ、軽くハミング。
この3分ルーティンは、シニアや声が出にくいかた、また介護施設で過ごす方が、
ご自身で取り組めボイストレーニングです。
毎日続けることで、声帯の動きがスムーズになり、歌ったり声を出す事が楽しくなるはず!
様々な簡単に出来る発声練習法をYOUTUBEでも紹介しているので、ぜひ見てみてください。
何歳からでも遅くない! 今日から3分ルーティンで、歌声をもっと自由に、輝かせましょう!